モルトチョコレーション by ジェバンニP
伝説のリン廃、すなわち鏡音リンを愛する我々の偉大な先達である、ジェバンニPの新作:
ジェバンニPといえば、昨年末ごろの四部作(「リンリンリンってしてくりん」〜「さよならニコニコ動画」)が印象深いらしいのだけど、その頃の私はボカロ曲を追っかけていたわけでもないし、後追いで聴いても気に入る曲ではなかったのです。
しかし、それらの次の曲「どこまでもツヅク色」が私の心を打ちました:
この曲のサビがあまりに気に入ったので、そこだけ耳コピやってみたくらいです。複雑なことやってないのに、なんて素敵な、繰り返しに耐えるメロディなんだ!と感心しました。
その後の曲では「すすすす、すき、だあいすき」が有名なんじゃないかしら。テクノの美学を体現しながら、青春ポップにもなっているという、一粒で二度おいしい曲:
ところで、初期作の良さが良くわからん、って上に書きましたが、作者自身によるインストメドレーのバージョンは大変気に入っています。
つまり、初期作に感じたアラは、リンの調教が十分でなかったということだけが理由なんじゃないかなと思いました。
で、新作。
「むぎむぎ」「むしゃむしゃ」の繰り返しが印象に残るので、ある意味「すすすす...」の延長線上にあるような感じですが、カラオケ聞くとガチなプログレッシブハウスです。こういうの、やってみたかったなぁー、やられたなぁー。って感想がまず出てきました。私は、リンを使い始めて以来、ずっとジェバンニPの背中を見てきたような気がするんですが、また、遠くに行かれてしまったなぁ、って感じてます。Awesome!