競輪上人

競輪上人行状記、という映画の一部らしい。

競輪にのめり込み、寺も住職という地位も失い、肉親からも見放されて破戒僧となり、破滅のぎりぎりの所まで追い込まれながら、それでも競輪狂いはやまず、予想屋にまで落ちぶれながらも各地の競輪場を渡り歩き、場立ちとなって人の道を説いては1枚百円の予想を売るというケサを着た競輪上人を、迫真の演技で演じた小沢昭一の姿は、「説法」というものの本来の意味さえも考えさせる熱い思い入れのこもった壮絶なシーンでした。

映画収集狂 : 競輪上人行状記

どん底に落ちた時、きっとこの動画を見返すこともあるだろうかと思った。その時まで、削除されないでいてほしいと、切に願う。