詩作について書くのは難しい

のです。一言でいえば、10代〜20代の時間を大幅に吸い取った営為でした。小説を書けるような構想力にかけていることを弱点と感じて、結局辞めてしまったのです。学生控室でチラシの裏に書きなぐって放置していた沢山の詩に、何が書いてあったかさえ、もう思い出せません。あの頃に歌を作る気になっていれば、もう少し違った展開があったかもしれません。

もしも、今の私が当時の自分に何かできることがあるとすれば、「最初は借りものの骨格でもいいから、何か大きなものを仕上げなさい」と言いたいところです。