やるのか聞くのか

娘細胞の作者のサイトの自己紹介のところ(http://knee.iinaa.net/me.html)で、

音楽すごく好きだけどあんまり音楽聞いてこなかったです。音楽は演奏するものだと思ってました。ボカロに関わってからいろんなジャンルの音楽に触れることができておもしろいです。

というのを読んで、そういう人がいるというのは知ってたけれど、やはりスタート地点がすごく違うんだなぁと思わずにはいられないのでした。ひたすら聞くだけの何十年を過ごしてきたというのは、こういう方には、ある意味、理解しがたいことなんじゃないかなぁ、とか思います。

ちなみに私は、子供の頃、人間が漫画を描いているということさえ信じられなくて、漫画家という職業を認識したのが小学3年生くらいのことでした。それまでは、漫画は機械が描いているものと思っていたのです。人間が定規もなしに、あんなに正確な線を描けるはずがないと思っていた。つまりは猛烈に不器用な子であったわけです。今でも不器用なのはまるで変わっていないので、楽器を人前で演奏するなんて、考えたこともないです。